
介護と相続で慌てないための事前準備とは
親が高齢になると、介護費用や将来の相続手続きについて考える場面が増えてきます。しかし、事前に親の意思や資産状況を確認していないと、突然の入院や要介護状態になった際に、資金の引き出しが困難になったり兄弟間でトラブルに発展したりすることがあります。
まずは現状を把握する「財産目録」の作成
介護資金をどこから捻出するか、将来の相続をどのように進めるかを検討するために、現状の財産をリスト化しておくことが重要です。以下の項目を中心に確認を進めましょう。
- 預貯金:利用している金融機関と口座の種類
- 不動産:自宅や所有地の名義、固定資産税の納税通知書
- 有価証券・保険:株式や投資信託、生命保険の契約内容
- 負債:ローンや個人間の借入金の有無
角を立てずに切り出す「家族会議」の進め方
いきなり「財産や相続の話」をすると、親が警戒したりショックを受けたりすることがあります。切り出す際は「親の希望を尊重したい」という姿勢を伝えることが大切です。
「もしもの時に手続きで困らないように」「希望通りの医療や介護を受けられるように」といった理由を添えて、帰省時や年末年始などの集まりやすいタイミングで少しずつ話を進めましょう。兄弟姉妹全員で情報を共有し、一人に負担が偏らない体制を作ることもポイントです。